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書評02~中東情勢を知る!~

三つ巴という言葉があるが、現代の中東情勢はまさにこの言葉通りの状態である。むしろ三つ巴以上の状態であるとも言え、外にいる人々からは情勢が複雑過ぎて何がどうなっているのか分かりにくい。

本日紹介する本はジルベール・アシュカル 著 湯川順夫・寺本勉 訳の『アラブ革命の展望を考える―「アラブの春」の後の中東はどこへ?』
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レバノン出身の著者によって、いわば「内側」から現代の中東情勢について書かれている本書は、「アラブの春」とそれに続く混乱について背景などを交えながら、エジプトとシリアを軸に分析している。

本書は中東情勢についての予備知識が無くとも現代の情勢について理解できるように構成されてはいるものの、登場する組織などが少なくはないため、予め予備知識を仕入れた上で読んだ方がより深く本書の主旨を理解することができるように思う。

(今日の本)
ジルベール・アシュカル 著 湯川順夫・寺本勉 訳の『アラブ革命の展望を考える―「アラブの春」の後の中東はどこへ?』 柘植書房新社 2018
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4806807060/ref=mp_s_a_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1527998184&sr=8-1&pi=AC_SX236_SY340_FMwebp_QL65&keywords=%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E9%9D%A9%E5%91%BD